不動産購入時の共有持ち分とは?そのメリットとデメリット| | 【仲介手数料無料】さいたま市緑区・東浦和の不動産情報ならA-LINE(エーライン)
不動産購入時の共有持ち分とは?そのメリットとデメリット
不動産を複数人で購入し、共有持ち分として所有することは、カップルや家族での購入時に一般的です。しかし、共有にはさまざまなメリットとデメリットが存在します。ここでは、共有持ち分の基本と、その利点・注意点を詳しく解説します。
【共有持ち分の基本】
共有持ち分とは、不動産の持分を複数の人が分け合って所有することです。たとえば、住宅購入費用を二人で負担する場合、それぞれの負担割合に応じて持ち分を設定します。持ち分は均等である必要はなく、負担に応じて自由に設定が可能です。
【メリット】
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購入負担の軽減
一人で購入する場合に比べて、購入費用の負担が軽減されます。特に高額な不動産では、共有持ち分によってローン負担を分担できるため、資金計画が立てやすくなります。 -
ローン審査での優位性
複数人がそれぞれローンを組むことで、購入資金の確保がしやすくなります。双方の信用力を活用できるため、単独での審査通過が難しい場合でも購入が可能になるケースがあります。 -
税負担の分散
共有持ち分を持つことで、不動産取得税や固定資産税の負担が分散され、税金に対する支出を軽減できます。
【デメリット】
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売却時の手続きが複雑
持ち分を持つ複数人が売却に同意する必要があり、合意が得られなければ売却が難しくなることがあります。売却の際の分配方法を事前に決めておくとスムーズです。 -
ローン返済のリスク
共有名義でローンを組む場合、一方が返済できなくなった場合、もう一方がその分の返済を補填しなければならないことがあります。万一の事態を考慮して、返済計画を慎重に立てることが大切です。 -
相続トラブルの可能性
共有持ち分での不動産所有は、相続時にトラブルの元となることがあります。共有者の一方が亡くなった際、持ち分が相続されて新たな相続人が加わることで、意見が合わず管理や処分に支障が生じる場合があります。 -
使用や管理の制限
使用や管理においても、持分を持つ複数人の同意が必要です。たとえば、大規模な修繕やリフォームを行う際、意見の相違があるとスムーズに進められないこともあります。
【共有持ち分のリスクを軽減するために】
不動産購入前に、以下の点に注意することでリスクを軽減できます。
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事前の合意形成: 購入目的や将来の処分方法について話し合い、共有持ち分契約を通じて文書で合意を形成しておくことが重要です。
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保険の活用: 不測の事態に備え、保険や貯蓄を活用して返済計画を補完することもリスク軽減に役立ちます。
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相続対策: 将来の相続トラブルを回避するために、共有持ち分の持ち主間で相続時の対応策を立てておくことが理想です。
まとめ
不動産の共有持ち分は、負担を軽減し、資金計画を立てやすくする一方で、管理や売却、相続時のリスクが伴います。購入前に、共有者間で事前に合意形成を図り、慎重に計画を立てることで、リスクを抑えながらメリットを活かせる所有形態となります。
ページ作成日 2023-05-02
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